風邪が治ったのに、なんだかスッキリしない。
のどの奥にずっと何かが流れてくるような違和感。
寝るときや、朝起きたときゴホゴホっと痰がからむ。
鼻水は出ていないのに、のどにドロッと流れてくるのが気持ち悪い――
そんな経験、ありませんか?
それ、**「後鼻漏(こうびろう)」**という症状かもしれません。
私も、ほんの軽い風邪をきっかけに後鼻漏に悩まされるようになり、
それが何度も繰り返されるうちに、「クセになったのかな?」と思うほどに。
でもいまは、原因や体質に向き合いながら、うまく付き合っていけるようになってきました。
この記事では、私自身の体験にもとづいた後鼻漏の対処法を
耳鼻科での治療、市販薬、そして生活習慣の3つの視点からご紹介します。
「後鼻漏」ってなに?|目立たないけど、地味につらい
後鼻漏とは、鼻水が前に出てこず、のどの奥に流れていく状態のこと。

咳や痰のような症状が続いたり、のどに違和感が残る原因になります。
私の場合、こんな症状がありました:
- 鼻は詰まっていないのに、のどがずっと気持ち悪い
- 咳をしてもスッキリしない
- 痰のようなものが落ちてくるけど、なかなか出てこない
- 朝や寝る前にとくに不快感が強まる
【セルフケア①】市販薬「チクナイン」を飲んでみた|2週間で後鼻漏が気にならなくなった体験
風邪が治ったはずなのに、のどの奥に粘っこい鼻水が流れ続けるような不快感――。
耳鼻科に行くほどでもないけれど、日常生活にじわじわ影響が出る…そんな後鼻漏に悩まされていたとき、ドラッグストアで見つけたのが**チクナイン(錠剤タイプ)**でした。
● 飲み始めてどうだった?
私が飲んだのは錠剤タイプ。
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飲んで2~3日はネバっとした鼻水が増えた。これは溜まっていたものを排出する働きだったのかな?と感じています。
最初の4〜5日で、のどのネバつきや痰がからむ感じが軽くなり、
2週間を過ぎるころには、すっかり気にならなくなっていました。
眠くなる成分もなく、服用回数も1日2回なので続けやすく、
仕事や家事の合間にも取り入れやすいのが助かりました。
● チクナインってどんな薬?
- 漢方「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」をベースにした市販薬
- 鼻の奥の炎症を鎮めて、膿を取り除く働きがある
- 後鼻漏や慢性鼻炎、副鼻腔炎に使われる漢方で、体質改善も期待できる
- 錠剤タイプ・顆粒タイプあり。5歳以上から服用可能(錠剤)
錠剤が苦手なひと▶チクナイン顆粒(2歳から服用可能)はこちら
● 飲み方と注意点
- 1回4錠を、朝夕の2回。食前または食間に水またはぬるま湯で服用
- 体質によっては鼻水や痰が一時的に増えることも(体が不要なものを出しているサイン)
- 漢方薬のため、効果の実感には数日1〜2週間かかることがある
- 1か月たっても改善が見られない場合は耳鼻科を受診する
- 妊娠中・授乳中の方や持病のある方は、使用前に医師や薬剤師に相談を
市販薬の中では少し高価な部類に入るかもしれませんが、
「耳鼻科ってとにかく混むので大変」「なかなか時間を取れない」
「耳鼻科に行くほどでもないけど、なんとかしたい」
そんなときにぴったりの選択肢でした。
私のように、「風邪は治ったのに後鼻漏だけが残っている…」という方には、
チクナインは試す価値のある漢方薬だと実感しています。
【セルフケア②】鼻うがい~ハナノアを使って|思ったより簡単で、気持ちいい
後鼻漏に悩んでいたとき、思い切って始めてみたのが「鼻うがい」でした。
最初は「痛そう」「むせそう」と尻込みしていたのですが、使ってみたらびっくり。
全然痛くないし、なによりスッキリするんです。
私が使っているのは、小林製薬の**ハナノア)**という市販の鼻うがいキット。
ドラッグストアでもよく見かける商品です。
● ハナノアを選んだ理由と使い方
ハナノアには洗浄液が付属していて、鼻にしみにくいのが特徴。
体液に近い成分でつくられているので、あの「ツーン」とした刺激がありません。
私は**「鼻から入れて口から出すタイプ」**を使っていますが、これが後鼻漏には効果的。
鼻の奥に残った粘り気のある鼻水が、しっかり洗い流される感覚がありました。
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● 使い方はとてもシンプル
- ボトルに洗浄液をセット
- ノズルを鼻の穴にそっと入れる
- 軽く押して、洗浄液を流し込む
- 口から洗浄液が出てくるので、そのまま吐き出す
最初は慣れないかもしれませんが、2〜3回でコツがつかめます。
洗浄後は、鼻の奥までスーッとミントが広がるような爽快感。
風邪のあとや、花粉の時期、なんとなく不調なときにも頼れる習慣になりました。
※本記事は筆者の体験および一般に公開されている情報をもとに執筆しています。
効果・効能には個人差があり、すべての方に当てはまるものではありません。
医薬品や漢方薬、サプリメントの使用にあたっては、必ず商品の説明書をご確認のうえ、ご自身の体調や体質に応じて、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。
詳しくは[免責事項]をご覧ください。
ゑびす亭 編集室は、「やさしさと知恵で暮らしを整える」をテーマに、体験と実感をもとにした情報をお届けしています。
健康・美容・自然療法・暮らしの工夫・小さなセルフケアから、不思議な話や心に残るエッセイまで――
ひとりでも多くの人が「これ、ちょっとやってみようかな」と思えるような、実用性と物語のある記事を目指しています。
情報にふりまわされず、自分らしく選ぶための“よりどころ”として、そっと寄り添える存在でありたいと願っています。
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